太陽の竜と闇の青年
「よっと……」
ピョンと小さく飛んで立ち上がった。
「えっとー……。まず、私の弟が失礼しました。いや、そんなに怒らないでくださいよ。本当に申し訳ない」
手を目の前でポンと重ね合わせて私は牙城さんに謝った。
それから、
「えっと、そちらのお方も弟を止めてくれてありがとう。弟はたまに壊れてしまう部分がありまして。いやー、感謝感謝ですね」
と、牙城さんの傍にいた男の人に言った。
男の人は全身黒ずくめで目しか見えなかった。
けど、その目は私をしっかりと捕らえていて、逃がさないようにしていた。
私は襖の近くまで行って、ストンっと座った。
「ここの言葉では正座って言うんですよね。この座り方のこと」
私は少し楽しげに正座した。
牙城さんも笑って言った。
「えぇ。あなたは何でそんなに楽しそうなんですか?」
私はニッコリと笑った。
「だって、楽しいじゃないですか。新しいことを知る喜びってなかなか味わえませんよ?」
牙城さんの傍にいた男が、私の前に来た。
「もし、俺が今からお前を殺すって言ってもか」
私は目を細めて男をみた。
それから、やんわりと笑った。
「怖くない。だって、あなたは私を殺そうとしていないから。つまり、あなたからは私を殺そうとする気持ちが感じられないし、私もあなたと殺り合おうとは思っていない」
男は少しだけ驚いた目をしたが、ふいにその目が細くなった。
私はその顔を見た。
「あなたが黒ずくめの姿じゃなかったら、その優しい笑顔がみれたんだけど……。残念だ」
その言葉を聞いた牙城さんが微笑しながら言った。
「その男を笑わせることができる少女は初めてだ。不思議な子だな」
私は苦笑した。
「聞きあきた言葉だよ」
牙城さんは興味深そうに私をみた。
ピョンと小さく飛んで立ち上がった。
「えっとー……。まず、私の弟が失礼しました。いや、そんなに怒らないでくださいよ。本当に申し訳ない」
手を目の前でポンと重ね合わせて私は牙城さんに謝った。
それから、
「えっと、そちらのお方も弟を止めてくれてありがとう。弟はたまに壊れてしまう部分がありまして。いやー、感謝感謝ですね」
と、牙城さんの傍にいた男の人に言った。
男の人は全身黒ずくめで目しか見えなかった。
けど、その目は私をしっかりと捕らえていて、逃がさないようにしていた。
私は襖の近くまで行って、ストンっと座った。
「ここの言葉では正座って言うんですよね。この座り方のこと」
私は少し楽しげに正座した。
牙城さんも笑って言った。
「えぇ。あなたは何でそんなに楽しそうなんですか?」
私はニッコリと笑った。
「だって、楽しいじゃないですか。新しいことを知る喜びってなかなか味わえませんよ?」
牙城さんの傍にいた男が、私の前に来た。
「もし、俺が今からお前を殺すって言ってもか」
私は目を細めて男をみた。
それから、やんわりと笑った。
「怖くない。だって、あなたは私を殺そうとしていないから。つまり、あなたからは私を殺そうとする気持ちが感じられないし、私もあなたと殺り合おうとは思っていない」
男は少しだけ驚いた目をしたが、ふいにその目が細くなった。
私はその顔を見た。
「あなたが黒ずくめの姿じゃなかったら、その優しい笑顔がみれたんだけど……。残念だ」
その言葉を聞いた牙城さんが微笑しながら言った。
「その男を笑わせることができる少女は初めてだ。不思議な子だな」
私は苦笑した。
「聞きあきた言葉だよ」
牙城さんは興味深そうに私をみた。