天使衣の悪魔(仮)

来夢が亜夢くんに絆創膏を貼ってあげてる。

さっきの奴は来夢のだったんだね！

それにしても自分がやったのに…。

絆創膏貼ってあげるんだったら最初っから殴らなければいいのに！


「ドンッドンッドンッ」

「も～せっかく落ち着いたのに誰だよ！屋上は渡さない～！」

来夢の声と同時に見えた金髪の頭が５つ…。

ヤバい…。

先輩だよ…。


「おいお前らここのドアどこやった」


すっごい怒ってそう…。

とりあえず隣にいる来夢君の後ろにそっと隠れて…

これで少しは安心？


「そこのドアなら亜夢が吹っ飛ばしました～」

っておいっ！

来夢何暴露しちゃってんの？

「亜夢ってのはどっちだ？」

「あっち～」

って健人まで何のんきにしてんの！

隠れる方間違えた…。

健人のほうに隠れておけばよかった…。


近づいて来る先輩。

亜夢くんも平気な顔してるけど、あり得ないこの人たち！