センセイと一緒 ~feel.White~




「……っ」


尚哉は鈴菜の体を抱き寄せ、かき抱いた。

氷のように冷えた鈴菜の頬に、自分の頬を寄せる。

……こんなに冷えた体で……

鈴菜は自分に会うためだけに、ここまで……。


胸の底から想いが突き上がる。

……もう、離したくない。


衝動に駆られるまま、尚哉は鈴菜を抱き上げた。

そのまま、本殿の方へと向かう。

……例えどんな未来が訪れようとも、後悔はしない。

……鈴菜がいれば、それだけでいい。

尚哉は鈴菜を抱きながら、参道を歩いていった。



<***>

< 137 / 215 >

この作品をシェア

pagetop