冷淡な旦那様
「ここは?」


「新しいマンションを
探していたんだ。

やっと見つかって、
今日から俺と姫子との
新しいスタートラインだ。」


健さんは前のマンションから、
少し離れたマンションを、
購入したのだ。


「あの・・ネットで?」


「もあるが、
外に出たいだろう?」


健さんは私に真新しい鍵を
私の手の中に納めた。


「どっちでも良い。

姫子は俺を愛しているし、
俺も姫子を愛している。

お互いに信用をしないと
いけないだろう?」


私は頷くと、
健さんは抱き締めてくれた。
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