誘惑のクラン(血族)
目の前のナイフがあと30センチほどのところだった。


間一髪でナイフは木壁に突き刺さる。


え……?


璃子は素早い動きで横にずれることが出来たのだ。


私!?


優真さんが一度だけ見せた素早い動き。


今の私、あんな風だった?


考えていると、また襲われるところを避ける。


ふと尚哉を見ると、肩で息を吐いている。


疲れているんだ。無理もない。


ケガをしているのにこんなに大勢と戦っているんだから。


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