絶対服従ゲーム!?
相坂は何を思ったか
突然私に顔を近づける。
長いまつげ、切れ長な瞳、筋の通った鼻筋
女子なら、誰でも騒ぐ姿
そんな顔が
真横にある
「潰してやるよ
貧乏娘。
お前なんぞ似合わねぇ」
低く囁かれた悪魔の言葉
これが更に、私に火をつける。
いたずらに髪の毛に触れられ
そして、
耳朶をあまがみされた、
周りからは見えない角度で
さほど痛くもない。
けど、それはハッキリと
私の中にシミを残す。
「っ…!
はな、れろ…!」
ドン、と相坂の胸板を押し返す。
熱くなった耳朶に触れて
熱の抜けないそこを 必死でぬぐう。