Your Voice -同じ青空の下で-


そこには、1台のトラックが突っ込んでこようとしていた。


大声をあげたいのに声が出ない。


走って恭を守りたいのに足が動かない。


恭は私の方を向いて、今までに見たこともない笑顔を浮かべていた。


気が付くと、目の前には、血を流した恭が倒れていた。


だんだんと遠のく意識の中私は精一杯叫んだ。


「ウソでしょ…!?恭?恭ぉぉぉぉぉぉぉぉおっっ!!!」


そこで私は意識を手放した。


──────・・・・

──────────────────・・・・

──────────────────────────────・・・・

──────────────────────────────────────────・・・・
< 40 / 89 >

この作品をシェア

pagetop