未来からのおくりもの(仮)



「あーあ。 面倒くせぇ猫見つけちまった。 俺 猫嫌いなのに」



由良は立ち上がり、伸びをしながらこっちを振り返る。



「え?…猫? どこ?」



周りを探すけど猫なんかどこにもいなくて。


由良に視線を戻すと戯けたような顔をしてあたしを指差していた。



「お前じゃね?」


「…はぁあ? なんであたしが猫? 」



あたしは好きだけどさ、猫。



「猫っぽい。 実際ノラだし」


「…! なによそれ… 」



ノラとか言われたら正直言い返せない…!



ムスっとして缶に口を付けると、足元に置いてあったあたしの鞄を持ち上げた由良。



「しょうがねぇからついて来い」


「どこに?」


「俺の家」


「………えっ?」



由良の…家?



キョトンとするあたしに眉を寄せた由良は重い溜め息を吐き、



「拾ってやるって言ってんだよ」



そう言い放ち、背を向けて歩き始めた。


< 25 / 25 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

SUMMER TIME LOVE

総文字数/43,722

恋愛(その他)143ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
安西 真琴 15歳 この夏、恋をしました。 転校生の彼は 栗色の髪で ブラウンの瞳で ひまわりみたいに笑う人 でも彼にはずっと 想い続けている 女の子がいて・・・ 時々切なく、 悲しい瞳をする彼・・・ 彼が想い続けている 女の子は・・・?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop