~その手は危険~ 【密フェチ】
「いつものでいい?」
「はい」
注文を確認して、カップにエスプレッソを注ぎ始める。
私はマスターが作業する姿をぼんやりと眺めていた。
「おまたせ。出来たよ」
目の前にキャラメルマキアートが出される。
ほのかにキャラメルの甘い香りが漂って来た。
「あれ?」
注文したドリンクとは別に。
テーブルにはスクエア型の白いお皿も置かれている。
3種類のスイーツが盛り付けられた、とっても美味しそうなデザートプレートだ。
「あの、これは?」
「今日だけ特別、ね?」
「あ、ありがとうございます!!」
お礼を言って、早速スイーツをご馳走になった。