桜姫
『じゃぁ、何か要望ありんすか?』
美桜は、酒で無理なら他のモノ。
と、いう事で何かをしてやろうとしていた。
「………舞を…」
『え?』
あまりにも小さい声だったので、聞き取れず顔を近づけると、
グイッと急に引っ張られ、
「舞を踊って」
耳元で、ソッと囁かれた。
『……わかりました』
少し頬を赤くしながら立ち上がり、元々ある芸の場へ上がる。
「久しぶりやなぁ……」
ポツンとお柚子は呟いた。
『…参ります』
その時、その場に居た者は、皆
美桜の、桜羅の舞に見惚れた。