桜姫
「実は、松平公から警備を頼まれたのだ。」
近藤の言葉で、皆が目を少し輝かせた。
「おお。松平公に………」
永倉が少し目を見開きながら言う。
『………で?』
桜羅が無表情で土方にするどい視線を向ける。
『………私達にしろと』
桜羅が少し怪訝な顔をしながら言うと、当たり前みたいな顔をした土方。
「だから呼んだんだろ」
『嫌』
即答する桜羅に、土方の額に青筋が浮かぶ。
「おんまえ…」
『………人に会いたく無いよ…』
少し弱々しくなった桜羅に、目が点になる幹部達。