檸檬の変革
どれ位進んだのか海しか無い場所に遥かに小さな島が見えた。
船長がマリアに何か伝えた。

マリアが僕に言った。
『あの島みたい。』
僕は前方の島を見た。
小さい島だ。
と思ったのが間違いだった。

島はなかなか距離を縮めない。つまり見えているのに、着かないのだ。


周りは海一色だから遠近感が分からない。
僕は少し怖くなった。

そんな僕の様子を見たマリアが僕の肩を軽く叩いて言った。
『大丈夫よ。ちゃんと着くから。』


僕はコクリと頷いた。



夢魔はこの景色をどう感じたのかな?


夢魔は海一色の世界に何を見つけたんだろう。


クルーザーは優雅に且つ速度を落とさず進んだ。
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