家族ノ絆ヲモウ一度

中間地点到着。

(6・18 AM 7:59)

「着いたべ!降りるぞお前たち!」

「「「「は~い!」」」」

緑涼の大きな声が車の中に響き、椿は目的地についたのだと感じていた。



車は、深い森の入り口の近くに止められた。


椿の目の前には、見るからに鬱そう押した森が広がっている。
その森の入り口には、2本の大木が立っていて、その間を太い縄がつないでいた。

「蓮流さん・・・。」

「ここをまだ2時間ぐらい歩くよ。といっても、山歩きみたいにアップダウンが無いから歩きやすいと思うよ。」

そういいながら、蓮流は森の中に入っていってしまった。

椿も迷ってはいけないと思い、蓮の後をくっつくように森の中に入っていった・・・。
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