家族ノ絆ヲモウ一度
翌朝


「う・・・うん・・・」



椿が目を覚ます。
そばには文乃が座っていた。



「みんなは?」
「病院に向かわれました。火燐さんの意識が戻ったそうです。」
「私も・・・行かなきゃ・・・」
「まだ無理しちゃダメですよ。先に服を着替えないと。」


椿は、黄色い浴衣のまま眠っていたのである。


椿は、浴衣から服に着替えている横で文乃が何かを用意していた。

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