家族ノ絆ヲモウ一度

「正嗣さんね、椿が生まれてから、帰ってくるのが早くなったり、一緒にお出かけしたり、一緒に絵本読んだり・・・。そうそう、小学校の修学旅行について行こうとしたこともあったのよ!」


「信じらんない!何それ!」


「椿が心配で心配で仕方ないんだ!って言って、椿の後を付いて行こうとしたのよ。すぐ止めたわ。」





「俺だって心配すんの。俺たち無しの旅行って初めてだからさ・・・。」






正嗣はとっくに起きていた。わからないように寝たふりをして話を聞いていたらしい・・・。



「起きてるなら起きてるっていってほしいです。」

「はいはい(笑)」


そういうと、正嗣はふらっとどこかへ行ってしまった・・・。

< 367 / 675 >

この作品をシェア

pagetop