家族ノ絆ヲモウ一度

報告と出発

(10・5 AM6:18)

この日は、緑涼さんと畑作業。たくさんの野菜を収穫していく。作業が一旦落ち着いた時、緑涼に昨日のメールのことを相談した。


「そっか・・・お父さんとたくさんのお兄さんか・・・お父さんって響きが気持ちいいべや(笑)でも、街か・・・大丈夫か一人で?」

「大丈夫。前に住んでた街だから。それより、オーナーが結婚することになって、お祝いに行きたいなって・・・。」

「行っておいで。でも心配だな。」

「心配しないで!」

「はいはい(笑)」


不安そうな顔で椿を見つめる緑涼。椿は、そんな緑涼の気持ちに気づきながらも、今度、街に出ることを決めていた。

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