家族ノ絆ヲモウ一度
(10・26 PM5:18)

空港内でレンタカーを返し、搭乗手続きに。
椿は別で飛行機のチケットを取っていたので、緑涼達と別で手続きをした。


「席どこですか?」
「え~とね・・・」

お互いに席番を見てびっくり。

窓際に椿、廊下側に緑涼、その間に火燐。見事に隣同士・・・。

「やった~♪俺、椿ちゃんの隣♪」
「なんか・・・奇跡ですね。」
「んだ。びっくりだべ。」

唖然とする椿と緑涼とは別に、火燐は椿の隣の席になったことで喜びを爆発。
思わず椿をぎゅっと抱きしめると、上から緑涼の拳が降ってきた。

「やめい(怒)」
「やだべ(怒)」

「け・・・喧嘩はやめてください(焦)」

椿が緑涼と火燐を引き離す。すると、火燐は手をぎゅっと握ってきた。


「か・・・」


緑涼は怒ろうとしたが、口に出すのはやめた。

< 491 / 675 >

この作品をシェア

pagetop