家族ノ絆ヲモウ一度
そこにいた親父の姿は、半年前のような姿ではなく、元気な姿だった。



自分が生死の狭間を彷徨っている現状にもびっくりだけど、親父のその姿を見たほうが私の中での驚きの気持ちが大きかった。


「どうして椿がここに?」
「分からない・・・でも、風燕さんに刃物を突きつけられてたのは確か。」



そのことを聞いた親父の顔が見る見るうちに変わっていくのが判った。


明らかに困惑しているのが・・・
< 51 / 675 >

この作品をシェア

pagetop