家族ノ絆ヲモウ一度

「蓮流さん大丈夫かな?」

近くにいた風燕にそっと聞いてみると

「入れさせられないよ。今年のご飯、シェフのミス発生だし・・・。」

といって、ある一角を指差した。そこには、さまざまな魚料理が・・・


「あれは・・・まずいですね。」
「だろ?最近は、ビュッフェじゃなくて、あらかじめ弁当とか、飯とかがおいてあったんだけどな・・・」

そういいながら、風燕は皿にあったサラダを食べていた。

「移動するべ!」

椿達が振り向くと、緑涼が大量のおかずを乗せた大皿を手にもってニコニコしていた。
横では、禮漸がデザートやパンを乗せた大皿を持っていた・・・。


「外で食うのかよ。」
「違う、移動すんの!部屋を(怒)」


そういうと、風燕に大皿を渡す。

「お、おい!」

「おらは何とかして蓮流をここから連れ出す。お前はそれ持って、禮漸についてけ。」

「・・・わかった。」

そういうと、禮漸と風燕は、妖怪たちを掻き分けながら隣の部屋に移動した。

< 607 / 675 >

この作品をシェア

pagetop