家族ノ絆ヲモウ一度

「大丈夫か?」
「だいじょう・・・ぶ・・・です。」

そういいながら、蓮流の様子を見る亮輔。


「あれっしょ、魚料理(笑)」
「・・・はい。」
「あれはないですよね・・・主催者の注文ミスだそうですよ。」

女性陣だけでパーティーについて井戸端会議。


「よっ、怪我はどうじゃ?若造。」
「あっ、じじい!もう大丈夫だべ、また戦え!」

火燐と仁左衛門はお互いの積もる話をしていた。

「狐のお兄ちゃん、もう痛くない?」

仁左衛門に抱えられていたひなたは、少し不安そうな顔をして、火燐に話しかけてきた。

「もう大丈夫だべ、ほら!」

そういって耳を見せる。ひなたはにこっと笑う。

「何かあったのか?」
「さっきいろいろ、ね~!」
「ね~!!」

それから、火燐とひなたは一緒に遊び始めた。

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