Cotton Candy【ベリカ限定】
重い空気のまま、しばらく沈黙が続いた後…


覚悟を決めたような表情をした美奈子が、口を開いた。


「この際だから、はっきり言うけどさ……」


そう前置きした美奈子は、あたしの顔色を窺うような視線を向けながら話を続けた。


「お祭りで別行動した時にさ、順也から樋口先輩には彼女がいるって聞いた……。加世も一緒にいたから、聞いてたし……」


美奈子が言った後、あたしが加世に視線を遣ると、彼女は遠慮がちに小さく頷いた。


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