Cotton Candy【ベリカ限定】
雅の素肌があたしの額に当たって、ドキドキした。


何度も抱き合っているのに未だにこんなにもドキドキするのは、きっと彼への気持ちが少しも色褪せていないから…。


「てか、苦しいんだけど……」


少しだけ不機嫌な声で言ってみたけど、別に不機嫌な訳じゃない。


ただドキドキと高鳴る心臓を誤魔化す為に、そう言っただけ。


顔を真っ赤にした雅を見た時、どんな言葉よりも彼の愛を感じた気がして…


あたしは、すごく幸せだった。


< 449 / 575 >

この作品をシェア

pagetop