駆け込み乗車は、ご遠慮下さい。
「いただきます。」
二人揃って、手を合わせて朝ごはんを食べ始める。
美和子さんは、そんな私たちのことを、ニコニコと見ていた。
私は、そんな表情を見るたびに思ってしまうのだ。
もうすぐ、今私がいる位置には、産まれてくる赤ちゃんが来ることになる。
そしたら、私は居場所がなくなる。
美和子さんも、連兄も、私に気を遣ってくれるだろう。
それが、余計私をいたたまれない気持ちにする。

