LOVE☆BATTLE
Strategy No.6
その時だった。
――ガチャッ!
勢いよく屋上のドアが開いた。
そして、そこから姿を見せたのは……、
「有明……」
「輝くん……」
あたしの彼氏。
有明輝だった。
「お前……俺の女に何した?」
初めて聞いた、輝くんの低くて脅すような声にびっくりした。
でも……それ以上に。
“俺の女”
そう言ってくれた事が、嬉しくてたまらない。
ホントにあたしの事……そう思っててくれたの?