ヤンキー王子とラブレッスン①【完】
男の子なのに、かわいいって思った。


五十嵐くんのこと……本当に好きなんだ。


恋をするって……こんな感じなのかなぁ?


あたしには……きっと当分、縁のないことだけど……。


そう思いながら古久保くんを見ていると……。


「あ、そうだ。
心優ちゃん。
僕のこと……楓ちゃんって呼んでって言ったでしょ?」


古久保くんは、ぷくんと唇を尖らせた。


「古久保くんなんて、他人行儀はやめてよぉ」


「え……。
でも……」
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