天然王子とツッコミ姫☆



『や、………っ』



美姫の口から漏れる甘い吐息が、俺の理性を溶かす。

そして、


『ほら、聞かせてよ』


意地悪な声音で囁いた瞬間。



『しょ、

翔太………っ』




俺はやっと、

名前を呼んでもらえたんだ……。




実は、跳びはねたくなるほど嬉しかったなんて…美姫は知らないんだろうな。




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