天然王子とツッコミ姫☆
……もう、とにかくボケのオンパレードだった。
それを全てツッコミ無しで切り抜けたのだから、褒められてもいいと思う。
そう思いながら、今日の苦労を語り終えると……
「……本当ですか?」
麗子ちゃんは、私の隣に座ってる美少女―――…同じクラスの大原くるみ(オオハラ クルミ)ちゃんに確認を取った。
日本人形のような雰囲気を醸し出すくるみちゃんは、
「えぇ、間違いないです」
静かにそう言って、私の体験談を肯定する。