大好きです、先輩!!





「せ、先輩…?」



あたしの声は震えていた。


航汰先輩があたしに話しかけてくれていたのだ。




周りにいる友達は航汰先輩が近くに来たことにキャーキャー騒いでいる。




「あ~あ~…。 派手にやったなぁ~」


「あ、あのっ、2位でごめんなさいっ」




あたしは航汰先輩に向かって謝った。




「いや、あれは不正だろ」


「……え?」


「肘…思いっきりぶつかってたよな?」


「え、あ、はい」




あたしは首をぶんぶん上下に振った。



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