監禁ゲーム~REBOOT~
「貴方たちの捜査は……レベルが低いですね。いつになっても、私は捕まらない。……つまらない。だから、姿を現わしました。」

「……ちょっと待て、整理するから。………とにかく、自らお前は姿を現わした。D・マシェリエス、お前を逮捕する。」

尾形が出した結論は、目の前の現実を受け止め、逮捕することにした。

「クックックッ……逮捕?いやいや、私は姿を現わしただけ。捕まる気はありませんよ。」

マシェリエスはそう言って、睡眠薬に漬けたメスを取り出した。

その間に、尾形は素早いパンチを出した。

しかし……

「遅いですね。」

マシェリエスは簡単に避け、尾形の喉を目がけ、メスを振り下ろした。

「グッ……」

尾形は左腕でカードをした。

「危なかっ……ウッ……」

尾形はふらついた。

左腕でカードしたため、そこの傷口から睡眠薬が侵入した。

「効き目早いでしょう?私、自ら配合したんですよ。」

「クソッ………」

睡魔が尾形を襲う。

「ゲーム終了です。チェックメイト。」

マシェリエスは尾形の額を目がけ、メスを振り下ろした。

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