監禁ゲーム~REBOOT~
2008 11/26

この日、またもやマシェリエスの取り調べ。

義腕について調べたところ、ここ何年間は壊れたこともなく、新しく注文した形跡がなかった。

1部の捜査員が、マシェリエスはシロなんじゃないか?、と思っていた。

しかし、資料室にあったファイルには、マシェリエスの血痕がついていた。

"矛盾"

そう……

矛盾なのだ……

義腕から血が流れることはない………

また、あの時……

尾形は確かに、左手を撃ち抜いたはず。

だが、ここ何年間は義腕が壊れたことがない、という調べた結果。

やはり……

マシェリエスはシロなのか………

柏木が取り調べをしている中、尾形の頭には不安の2文字。

取り調べ中、マシェリエスは余裕の表情。

まるで、何かに勝ち誇った表情。

だが、柏木も屈せず、取り調べをした。
 
「今年の5月26日、どこにいた?」

「どこでしたかな……覚えてませんね。」

「……時間を与える。思い出せ。」

少しの間、沈黙が流れた。

「……完璧には無理ですが、確か……家にいました。」

「家?……自分の家か?」

「はい。確かですがね。」

柏木はマシェリエスの目を見つめた。

鋭く、遠くを見るように。

マシェリエスは変わらずの表情。

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