監禁ゲーム~REBOOT~
だが………

「オーガよ。気配を殺すのは……私にも出来るのだよ。さらばだ。」

いつの間にか、背後に立つJ。

そして……

「バァッン!!」

引き金を弾いた。

それと同時の様に、煙幕が薄れていた。

この時、Jに焦りが生まれた。

Jの目に映ったのは、鬼畑ではなく………

自分の部下だった。

「なっ……」

辺りを見るJ。

すると……

「終わりだ……J。」

瓦礫の隙間にいた鬼畑は、銃を構え、引き金を弾いた。

しかし………

「カチャ、カチャ」

「なっ……まさかっ……」

"弾切れ"

「残念だが……終わりですね。」

奇妙な笑みを浮かべながら、ゆっくりと銃を構えるJ。

「クッ、クソがァァアッッツ!!!」

鬼畑の叫び声が、倉庫内に響き渡った。

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