海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
うっすら目を開けて、桜土君を見る。


パチン!と思いっきり目が合ってしまった。


「桐生、来週の月曜日って時間あるか?」


「月曜日…?特に用事は無いけど……」


「じゃあ放課後、オレにつき合って貰うから」


「えっ!?」


呆然とする私に、桜土君は微かな微笑みを残し、手を振って自分の席に戻ってしまった。


「オ、オイ待てよ卓磨!」


「浜口、外山、桐生、じゃな!!」


続いて冬柴君と茶竹君も、あっという間にいなくなった。


月曜日、桜土君につき合うって――――…


一体何が待ってるの~~~~っ!?
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