海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
勝手にマイナス妄想していた私に、アイの声が飛んで来る。


ポカンとしてると、他の4人も次々とこちらを見た。


「海ちゃんとってもいいですよこの歌詞!」


「さすが桐生さん!!」


「作詞家とかになっちゃいます?」


「何だよ“なっちゃいます?”って……桐生、曲作ったのはオレだけど、歌うのはお前だ。この調子でいいの作ろうぜ!!」


爽やかな笑顔の桜土君に頭をポンポン撫でられて、私の体温はあっという間に急上昇。


「う、うん…!」


こうして皆で歌詞を考えて、ようやく全ての作詞が完了。


なんか…すでに清々しいなぁ。
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