明日目が覚めたら
意識が戻った時、ウルルの側にはサンドラが、

心配そうな顔で覗き込んでいた。


「姫さま、気づかれましたか?」


「「ウルル大丈夫か!」」

二人の男の声が重なる。



「アレクとブレイド…さま?」



「ブレイド様、このように目覚められました大丈夫ですお引き取りください。」


アレクは早々に部屋から追い出そうとする。




「ブレイド様が、部屋まで運んできてくれたのですよ。」

とサンドラが口を挟む。



「ブレイド様ありがとうございました。感謝します。」



「苦しみ方が普通じゃなかった。大丈夫なのか?」


ブレイドが心配そうに尋ねてくる。








「これは呪いが動き出した証拠なのです。」





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