ヤンキーぼーいが惚れた天然がーる!!*完結*
それに、オレ、柄にもなくドキドキしてるし…
キスのひとつやふたつ、別にどうってことねぇだろって思ってたけど、好きなヤツとするのはなんっつーか……全然違う。
「オレとじゃ、嫌だった?」
でも、そんなに涙目になられると、オレもショックうける。
「嫌ってゆーか…お互いが、好きってわけじゃないんだし…」
目線を下に落として、菜々はポツリと呟いた。
菜々の言葉は、オレの胸にグサッと突き刺さる。
オレ、フラれてるし…だっせぇ。
初めてした告白は、フラれた。
でも、めげねぇし!
「だったら、オレに惚れさせてやるよ」
顔を上げた菜々の唇に、人差し指をあてる。
「”ここ”予約な」
「……っ!!」