オレンジ・ドロップ

 -- 月曜日 昼休み


 「すみません、こちらに佐山さんっていますか?」

 上級生?


 「……はい」

 なんだろう?

 呼び出されるようなことなんて何にもしてない……はず


 「せっかくの昼休みにゴメンネ。今大丈夫かな?」


 「はい」


 「私たち、バドミントン部のものなんだけど、是非ウチの部に来てくれないかなぁ?」

 目をキラキラさせて話すお姉さん


  えっ!?

  もしかしてスカウト!?

 嬉しいけど……


 「あの……演劇部に入ってしまったので……ごめんなさい」


 「そっか……それじゃ……しょうがないね」

 キラキラした目が失われる


 肩が落ちてなんだか可哀想というか申し訳ない


 「本当に……ごめんなさい」


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