オレンジ・ドロップ

クラス会


 月日が経ち、今は高校二年に進級

 先輩が卒業すれば、当たり前だけど私達も学年が上がり、後輩が入ってくる


 けれど

 その後輩達の方が演技力が勝っているから何とも複雑

 それでも、相変わらず部活に明け暮れる毎日



 更に月日は進み夏休み


 一本の電話が鳴る


 「ハイ、代わりました」

 「あつ、サヤ? 私~、紀」


 「久しぶり~♪ どうしたの?」


 近所なのに全然姿を見ることが無い 


 「今度の土曜日の夜空いてる?」


 「うん、空いてるよ。何かあるの?」


 「さっきね、藤森くん覚えてる?」


 「うん覚えてるよ」


 「その藤森くんから電話があってね、クラス会やるらしいんだけど、行く?」


 「行く~!!」


 「じゃ、そういうことで。今度の土曜日夕方17:00に駅だけど……一緒に行こっか?」


 「うん!!」


 それからお互いに今の高校生活の事など

 話に花を咲かせた




< 321 / 378 >

この作品をシェア

pagetop