美男 と 珍獣
「おっ、転入生じゃん!」


「あ、朝の…」


あの下着見られてもいいとかいって
スカートパタパタしていたやつ。
そっちは見られてもいいかもしれないけど
こっちがどこ見ればいいか
わからなくなるっつーの。


「こんなとこで何してんだ?」


迎え待ってるんです。


とは言えないな…


「あ…、ちょっと…」


どうしよう。


俺が悩んでいると彼女は
なにかひらめいたような顔をして

「迷子?」

と訪ねてきた。

俺が迷子になるはずねーだろ。
とか思いながらも

他に良い理由も思いつかないから


「恥ずかしながら…」

と答えた。
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