片想いだったね
「あ、ごめん。ママが最近電話うるさいんだ。また明日学校でね。」
まっすが謝りながら電話を切る。
子機をベットの上にポンと置いて、フゥゥ~とため息ついて横になる。
翼ねぇ。
考えないようにしてるのに、頭の中が翼でいっぱいになっちゃうよ。意識なんてしてないハズなのに。どうしてだろ。
白い天井を見つめて目を閉じる。
でも目を閉じると、
先に浮かんでくるのが岬ッチの私服姿。
「結んでやるよ。」
恋みくじを結んでくれたあの時の時間。
「楽器楽しい?」
吹奏楽部に入っていることを知ってくれていたあの時の言葉。
何度も戻りたいと思うくらいなのに、
やっぱり岬ッチの横にいるのは変わらずみほちゃんで、岬ッチの中に入れない現実見ては落ち込む。