とらいあんぐる
カランカラン―…
『いらっしゃいませー!お好きなお席にどうぞー』
「はじっこにしよ?」
「おう…」
『お冷やとおしぼりになります。ご注文はなにに致しますか?』
「えっとアイスミルクティーで…」
「俺はアイスコーヒーで…」
『はい。かしこまりました!』
「……で?話ってなに?」
「いきなりだねー(笑)あたし今日、一応、誕生日なんだけど?」
「はぁ…誕生日おめでとう」
「ありがと(^^)」
「……んで?」
「10分じゃ終わらないよ?」
「は?長話なら帰るぞ」
『お待たせ致しました』
「どうも…」
「本当はね?誕生日に和希に直接おめでとう言って欲しかっただけなの。だから10分あれば充分でしょ?」
「……」
「だけどこの間ね、お父さんが酔っ払って帰ってきて…」
「また殴られたりしたのか?!」
「ちょっとだけね…その時、母親に捨てられたくせにって言われたの」
「え…」
「あたしが生まれてすぐに母親は死んだって聞かされてたからびっくりして…」
「………」
「で、次の日ちゃんとお父さんに聞いたら…お前も、もう大きいし全部話すよって教えてくれたの…」
「全部?てかとりあえず店でるぞ…俺んち誰も居ねえから…深刻な話ここじゃあれだろ?」
俺たちはドリンクを飲み干して店をでた。