とらいあんぐる



和希side



俺は2人とも愛したんだ。




大好きだった波瑠




大好きな咲良




似たような2人に惹かれたわけがようやくわかった。




俺はどうすればいい―…




酷すぎる2人の過去、




いや、波瑠のほうが苦しかっただろう。




俺が波瑠をとれば咲良が悲しむ。




俺が咲良をとれば波瑠が悲しむ。





俺の存在は2人を苦しめるだけなんじゃないか?




「咲良ちゃんとあたし姉妹で憎みあってたんだね…」





そう、2人は姉妹だ。




咲良にも話すべきだ。




波瑠と咲良が仲良くしてれば、お互いの親に会うことができるはずだ。





「咲良にも話そう…」





「理解できると思う?あの子は幸せな人生を歩んでるの!あたしなんかっ(泣)」





「波瑠―…」





「あたしの苦しみなんてわかるわけない」





波瑠がこんなにも傷ついてるなんて知らなかった。





俺は咲良のために波瑠を突き放した。




「くそっ」





俺はっ




俺は………




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