冷血ボーイ




「ひーま」



後ろから顔を覗きこまれて

また体が密着した。



心臓が、またドキドキしてる…。



「立ちたくないとか思ってる?」



今度は言い当てられて、ドキリとした。



あたしは何も言わずに

コクリと頷いた。



「だめ、サボリ禁止」



サボっちゃいけないっていうのは

わかってるし、あたしだって…

サボリなんてやる勇気ないけど…。



だけど…。



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