~校内恋愛禁止ですっ!!~

「なっ、ななな……!?」



どんどん天上先生の顔が赤くなっていく。

耳まで赤くして、口をぱくぱくさせていた。



「別にオマエのためなんて思ってねーよ!!」



大きな声で怒鳴り散らして、天上先生は出て行ってしまった。

あれ、もしかして怒らせた……!?



「須藤先生気にしなくていいっすよ」

「え、でも……」

「もともとああいう人なんっす。自分を素直に表現できないっていうか……」



いつも怖そうにしている人だけども、根はいい人。

そういう人、あまり嫌いじゃない……かも?



いつかありのままの天上先生と話せる日が来るのかな。



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