~校内恋愛禁止ですっ!!~

「なんだよ、結局はこの俺に相手して欲しかっただけかよ」

「いやいや、私はそんなこと一言も言ってませんが……」

「照れんなよ」



菊池先生は私を軽く抱きした。

顔を私の耳に近づける。

微かに耳に当たる生暖かい吐息。



「もちろん、オマエのことも可愛がってやるよ……」

「っ……!?」



そして最後に軽く私の耳たぶを噛んだ。

思わずビクッと肩が跳ね上がった。



ガクンと膝から崩れ落ちる。



「じゃあな、俺の可愛い子猫ちゃん」



何事もなかったかのように、菊池先生は去っていった。



顔が熱い。

何も考えられない。

ドキドキが止まらない。




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