私はあのコと一緒
「彩っ はい なくしてた、キーホルダー」
「孝之 見つけてきれたの!?ありがと 嬉しっ」

「ブー子っ」
「浦くん そのあだな
やめ…」
「ない。」

クラスには[あや]が2人いる

彩と 私、阿弥
みんな私をあだなで呼ぶけど
「俺の友達がメアド知りたいって言ってるんだけど」
「…あ ごめん断っておいて」

唯一

「阿弥って意外とモテるんだな」

孝之だけ名前で呼んでくれる

「意外ってよけいだよっ」

ぐちゃぐちゃ

「バカ!!
俺の自慢のヘアがっ

もしかして… 好きな奴いたりする?
そうなら俺協力するよ」

孝之は 時々 残酷だ

「そんなことより
孝之も長いよね
彩ちゃんに片思い

「知って…」

「ずっと見てればわかるよ」
───だって

「マジか 内緒にしてね」

私達は同じ瞳で好きな人をみている



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