〈短編〉かわいくなりたい

3:好きな人

「なんで髪型変えたの??」


和也は低い声でいった。
私の質問に答えないし…


和也は私の目をじっと見て


「コンタクトにした？」


なんか…怒ってる??私はそう思いながら頷いた。


「なんでコンタクトにしたの？」


あんたのために髪型も変えて眼鏡からコンタクトにしたんですけど……って言いたい……。



告白するとか言ったけど今和也が目の前にいるとかなり緊張していえない。
こんなんで告白できるか…


「陸さぁ好きな奴いるの??」


ぇ！？ば…ばれた！！
私はみるみる顔が真っ赤になった。



「べっ別に髪型を…変えたことやコっココ…コンタクトにしたことはすっす好きな奴がいたとかじゃあな…ないから！ぜぜっ絶対！！」



私……かなり動揺してる。
かなり分かりやすい


「ふぅーん好きな奴いるんだ？」



和也は冷たい口調で言った。