月に、想う
窓から見えるのは

朧ろに光る十八夜の月



「どうしても、どうしても、

あなたに見てほしかったの」


親切な看護士さんが車椅子で電話口まで連れて来てくれたと君は言った


「ありがとう、教えてくれて」

心なしか涙声の僕

君は電話の向こう
しあわせそうに笑っていた


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