恋に恋する乙女達へ
「つまりは、見た目はあまり無理に装わない方がいいんだな。化粧班、次の課題はナチュラルメイクな」

「は、はい…」

「仕種班はギャップ萌えの研究を進めてくれ。なんだ?ドジっ娘とかがいいのか?」
「…は、はぁ」

「なんだ、全員。集中力がないぞ?終わりにするか?」
「うん、終わり!終わりにしよっ!!」

美紀が慌てて即答し、一同、胸を撫で下ろす。

「なんだよ、美紀。君が終わりにしようなんて…珍しいな」

「そうかな!?今日は、もう十分やったと思うし!!」

「せっかく、恭も呼んだのに…しょうがない、来週も呼ぶか」
「「「「やめてあげて!!」」」」

あまりにも、恭少年が可哀相すぎる。
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