泣き顔にキス
◇雰囲気と嘘


―――――――……
――――――……

「アスカさんの部屋、相変わらずキレイだね」

「ありがと」



彼は慣れたように部屋にあがる。

彼があたしの部屋に来たのは今日が初めてじゃない。



「何か飲む?」

「コーヒー」



いつものミルクとお砂糖たっぷりのやつか。

彼の甘党ぶりにはため息がでる。


時計を見ると現在1時を回ったところ。



「今コーヒー飲んだら寝れなくなっちゃうよ」


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