泣き顔にキス
ポカン、と今あたしは何ともアホっぽい顔をしているに違いない。
だって…だって。
ポカンとせずにはいられない。
「…遊びだったんでしょう?」
そう、彼にとってあたしは賭けの対象で、お遊び程度の存在のはずなのに。
彼はあたしの質問にすぐには答えなかった。
「アスカさんも似たようなもんですよね?」
「え…?」
「アスカさんって誰も信用してないみたいな、そういう人だと思ってました」
初めの頃は、ですけど。と彼は付け加えた。
そんなことないよ。
そう言いかけて、止めた。